我々はかしこいので

なぜならかしこいので

アニメ映画を比較してみた

去年話題になった「君の名は。」と今年公開された「メアリと魔女の花」「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」をそれぞれ僕の独断と偏見で、脚本、映像、演出、キャラクター、音楽主題歌、声優演技の6項目を各10点満点評価で比較してみたいと思います。

 

君の名は。

脚本、9点

映像、10点

演出、10点

キャラクター、8点

音楽主題歌、9点

声優演技、8点

合計、54点

新海誠監督の弱点であった脚本の弱さを克服し、しっかりとしたエンターテイメントに落とし込んだ傑作。もともと新海誠監督は映像や演出については抜きん出た才能を持っていたのでそれがやっと万人に通じる形の作品になった。主題歌も完璧。

 

メアリと魔女の花

脚本、7点

映像、7点

演出、6点

キャラクター、6点

音楽主題歌、6点

声優演技、7点

合計、39点

*すべてが平均点。特別悪いところもないが突出したいい点もない。米林監督のすべての作品に言えることである。丁寧に作られていることは分かるのだが見ていて退屈に感じる時間帯が必ずある。そこは師匠である宮崎駿監督の「観客を1分1秒たりとも退屈にさせないぞ!」という演出手法を見習ってほしい。

 

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?

脚本、5点

映像、8点

演出、6点

キャラクター、6点

音楽主題歌、9点

声優演技、4点

合計、38点 

*映像はさすがのシャフト作品、主題歌も非常によい。それを脚本の分かりにくさと主人公の声優の演技で台無しにしている。同じ青春モノでSFタイムリープ要素を持つ「君の名は。」とこれほど点数に差がついたのも納得。しかし個人的には非常に考えさせられる作品だった。

 

以上です。